北商物流は3月27日、国際NGO団体ワールド・ビジョン・ジャパンを通じ、フィリピンの北サンボアンガ州における橋梁建設プロジェクトに参画し、このほど橋が竣工し引き渡しを行ったと発表した。
このプロジェクトは持続可能な社会の実現を目的に2022年1月から着手し、譲渡式を2022年12月8日に行った。橋の竣工をもって地元自治体へ今後の橋の維持管理を引き継ぐこととなる。
<完成した橋梁と地元の子どもたち 提供:ワールド・ビジョン・ジャパン>
同社はこれまでも、ワールド・ビジョン・ジャパンの趣旨に賛同し、子どもたちへの学習機会創出などの支援を行ってきた。今回、支援を行ったフィリピンのミンダナオ島では、1960年代から長く続いた国内の武装闘争の影響で開発が遅れ、現在も住民生活に必要なインフラが不足しているという。
橋の建設を行った地域は、北サンボアンガ州でも最も貧困率の高い地域とされ、その要因の1つに劣悪なインフラ環境が挙げられる。譲渡式当日は、現地が今なお渡航制限のかかる地域であるため、ビデオメッセージで北商物流の瀬戸口敦 代表取締役が登壇。同プロジェクトの目的や想いを地元住民に届けた。