鴻池運輸は3月29日、NEXT Logistics Japan(NLJ)と共同で全長25mダブル連結トラックの運行を開始すると発表した。
これは、2021年に鴻池運輸が参入したNLJが推進する「ドライバー不足によりモノが運べなくなる社会課題の解決」に向けた取り組みの一環で、2024年 5月末からの開始を予定している。鴻池運輸の25mダブル連結トラックの運行は、今回が初となる。
運行は、ダブル連結トラック2台を導入し、関東・関西の輸送において鴻池運輸の北関東流通センター営業所(群馬県邑楽郡)、京都城陽配送センター営業所(京都府城陽市)を発着拠点、NLJ 取引先事業会社の拠点(静岡県藤枝市を予定)を中継拠点としてドライバーを交替し、運行する計画。
ダブル連結トラックは、1台で大型トラック2台分の輸送力を1人のドライバーで確保できるため、CO2排出量の削減効果とともに、トラックドライバー不足への対策として期待される。また、1人のドライバーが関東・関西間の全工程を輸送すると、1泊2日の工程となり拘束時間が長時間化するが、中継拠点を設けることでドライバーは日帰り運行ができるようになり、労働環境の改善が見込まれる。
今後、鴻池運輸と NLJは、2024年夏頃に別の運行計画におけるダブル連結トラック2台を導入予定とし、準備を進めていく。