Sansanは、同社が提供する契約管理サービス「Contract One」を活用した、セイノーロジックスによる海運DX事例のホワイトペーパーを公開している。
原材料高騰によるコスト増加に加えて、物流の「2024年問題」に直面し、事業環境が厳しさを増すなか、多くの企業が原価高騰に伴う契約の見直しを検討し、販売価格の値上げを実施している。
一方、契約を見直すうえでは「契約状況の正確な把握の難しさ」が課題となり、見直しに最大で365日もの期間を要するケースもある。
そのような中、セイノーグループで国際物流業を手がけるセイノーロジックスは、社内に眠る1300件の契約書をデータ化し、契約状況を正確に把握できる環境を構築。いち早く契約DXに取り組み、契約条件の見直しで17%の利益改善に成功した。
ホワイトペーパーには、セイノーロジックスで社内横断のイノベーションを推進する有馬隆広氏が2023年10月開催の「Sansan Innovation Summit 2023」で講演した内容がまとめられている。
「Contract One」は、Sansanが生んだ契約データベース。締結済みの紙の契約書も含めてあらゆる契約書を正確にデータ化し、最小限の負担で契約データベースを構築できる。
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