山崎製パンは5月7日、レーズンやチョコレートを使用した一部パン製品の価格を7月1日出荷分から改定すると発表した。対象製品は12品、出荷価格は平均7.2%の値上げとなる。
レーズンは主産地の米国とトルコでの天候不順による不作の影響により高騰が続いている。またチョコレートは、原材料のカカオ豆の価格が、西アフリカの主要生産国での天候不順による不作の影響により急騰している。
エネルギーコストや物流費も上昇しており、同社はこれらのコストアップは企業努力による吸収は厳しいと判断。今後も積極的に技術革新を進め、経営の効率化とコスト削減に努めるとしている。