近鉄グループホールディングスが5月15日に発表した2024年3月期決算によると、国際物流セグメントの売上高は7338億2300万円(3.2%増)、営業利益は175億9200万円(24.6%減)となった。
増減比は、同セグメントを設立した2022年7月以降の業績が計上対象であった前期との比較によるもの。
航空貨物輸送で自動車や電子部品関連などの海上輸送への移行が加速し、取扱物量が大幅に減少。また、海上貨物輸送では取扱物量は増加したものの、コロナ禍に急騰していた海上運賃市況が正常化し、これらに伴って航空、海上双方の貨物輸送での販売価格の低下が進んだ。
ロジスティクスでは、自動車関連品で北米とインドの鉄道輸送が堅調に推移したものの、その他の品目で需要が減少した影響を受けた。
センコン物流 決算/3月期の売上高8.0%増、営業利益24.1%減