鴻池運輸は5月17日、倉庫内のピッキング作業のミス防止と労働負荷軽減のため、主に建材製品の保管・入出荷・配送業務を行う埼玉栃木営業所 東松山事業所（埼玉県）で「AI-OCR機能搭載ピッキング支援アプリ」の実運用を4月から開始したと発表した。フューチャーアーキテクトと運用に向け共同で実証実験していたもの。
出荷業務でのピッキング作業は、紙の出荷指図書をもとに製品に貼られる紙のラベルを目視で確認し、対象製品をピッキングする作業が中心。目視確認で発生しがちな、誤った製品をピッキングするリスクを削減し、作業者の労働負荷軽減にもつなげる。
＜AI-OCR機能搭載のピッキング支援アプリ 使用イメージ＞
アプリを使用することで、事務所で事前にスマホに取り込んだ出荷指図書からAI-OCRで判別する型式コードやピッキング数のデータと、現場でスマホのカメラで撮影した製品のラベルの画像からAI-OCRで判別する型式コードとを照合させ、見間違えを防止する。
鴻池運輸では今後、他の倉庫でも同様のアプリを導入する方向で準備を進めている。
