三菱倉庫は5月27日、経済産業省、東京証券取引所、情報処理推進機構が共同で選定する「デジタルトランスフォーメーション銘柄（DX銘柄）」で、「DX銘柄2024」に選定されたと発表した。昨年は「DX注目企業2023」に選ばれていた。
＜DX銘柄2024ロゴ＞
DX銘柄とは、東京証券取引所に上場している企業の中から、企業価値の向上につながるDXを推進するための仕組みを社内に構築し、優れたデジタル活用の実績が表れている企業を選定するもの。
三菱倉庫が評価された点は、10年間で500億円のDX推進予算を確保、組織・制度等の整備が進んでいることや、業界に先駆けて医薬品物流プラットフォーム「ML Chain」を構築したことなど。
また「MLC2030ビジョン」の実現に向けてDXの位置づけを明確に示していること、スタートアップ企業投資を行い、新規ビジネスの創出に取り組んでいること、経営トップ自らが積極的に様々な媒体で情報発信を行っていることも高く評価された。
同社は引き続き、先端技術の活用を通じて企業価値の向上やESG経営の実践・SDGsへの対応を通じた社会課題の解決に取り組むとしている。
