あさひは主要物流拠点「西日本物流センター」の機能を、現在の三重県伊賀市から京都府京田辺市に移し、10月から本格稼働させる。
<京都府京田辺市に新設された西日本物流センター>
あさひは自転車の専門店とオンラインショップなどを運営。物流拠点をより店舗に近い立地に移し配送効率を高めることで、「距離×台数」により算出する物流負荷係数の80%削減を狙う。
新たなセンターは、オリックス不動産が開発した「京田辺ロジスティクスセンター」を一棟利用するもの。
京奈和自動車道「田辺西IC」から約0.6km、第二京阪道路「枚方東IC」から約3.9kmに位置し、2027年度には新名神高速道路の全線開通が予定されている。
関西を中心とした西日本エリアの広域配送だけでなく、東日本と西日本の結束点としても交通利便性の向上が期待できるエリアという。
庫内運用ではDXを活用したバースコントロールシステムを導入し、ドライバーの待機時間の削減、管理に取り組む。
移動距離や車両を減らすことで、CO2排出量の削減や物流の2024年問題にも対処する。
■新施設概要
名称:西日本物流センター
住所:京都府京田辺市甘南備台2-14-8(西田辺工業団地内)
敷地面積:1万2479.90m2(約3775.16坪)
延床面積:2万15.54m2(約6054.7坪)
その他:トラックバース19台(10t車17台、4t車2台)
床荷重1.5t/m2、梁下有効高5.5m以上、全館LED完備、非常用発電機完備、太陽光発電設備実装、電気自動車(EV)充電スタンド2基設置
稼働日:2024年10月予定
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