近鉄エクスプレス(KWE)は6月10日、インターナショナル・エアラインズ・グループの貨物部門であるIAGカーゴと、持続可能な航空燃料(SAF)の利用拡大に関する契約を締結した。
今回の契約により、64万リットルのSAF環境価値を購入し、サプライチェーンにおけるスコープ3排出量を削減する。
このSAFはISCC(International Sustainability & Carbon Certification)の認証を受け、使用済み食用油と食品廃棄物から製造されるもの。従来のジェット燃料と比較してライフサイクル排出量の90%以上を削減する。
KWEの鳥居伸年 社長は「SAFは航空貨物輸送に由来する温室効果ガス排出(スコープ3)を削減する最も効果的な方法。長年のビジネス・パートナーであるIAGカーゴと業界の脱炭素に向けて協力できることを誇りに思う」と喜びを語った。
またIAGカーゴのサステナビリティ・マネージャーのサリーム・サイード氏は「今回の取り組みは、顧客の脱炭素化への取り組みに貢献できる素晴らしい例だ」とコメントした。