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飯野海運 決算/4~6月の売上高16.4%増、営業利益41.1%増

2024年08月09日/決算

飯野海運が8月9日に発表した2025年3月期第1四半期決算によると、売上高381億6700万円(前年同期比16.4%増)、営業利益53億2900万円(41.1%増)、経常利益64億1400万円(27.2%増)、親会社に帰属する当期純利益67億4400万円(42.1%増)となった。

セグメント別では、外航海運業の売上高は320億5900万円(18.1%増)、営業利益は47億3100万円(71.5%増)となった。

このうち、ケミカルタンカーでは、基幹航路である中東域から欧州及びアジア向けをはじめとする安定的な数量輸送契約に加え、高運賃のスポット貨物を積極的に取り込んだことで、運航採算を確保した。

大型ガス船のうち、LPG船では5月以降はアジアでの夏場の電力需要増加に伴い回復傾向が見られ、LPG・LNG船ともに既存の中長期契約を中心に安定収益を確保。ドライバルク船では、引き続き専用船が順調に稼働し安定収益確保に貢献した。

内航・近海海運業では、売上高は28億8600万円(18.4%増)、営業利益は6200万円(前4.2%減)となった。

内航ガス輸送では、慢性的な内需の冷え込みにより荷動きは低迷。入渠隻数が多数あったこと等による稼働減少の影響を受けたものの、既存契約を中心に効率配船に取り組んだ。

近海ガス輸送では、主力とするアジア域市況では引き続き堅調に推移。既存の中長期契約に基づき安定的な貸船収入を確保した。

通期は、売上高1450億円(5.1%増)、営業利益192億円(0.7%増)、経常利益184億円(15.6%減)、親会社に帰属する当期純利益172億円(12.9%減)を見込んでいる。

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