大型物流ドローンの販売を手がけるトルビズオンは8月3日、佐賀県多久市多久町の防災訓練で、DJI Flycart30を使用したAEDと物資の搬送訓練を実施した。
訓練は、多久町区長会が主催し、県や市、地域住民らが協力したもの。AEDの体験やハザードマップの説明、身近なもので作る防災食の訓練なども行われた。
この訓練では、区長の考案で実際の災害発生時を想定したシナリオが組み込まれ、トルビズオンは、DJI Flycart30を用い被災現場での物資およびAEDの搬送シミュレーションを行った。
Flycart30はAEDデモ機を搬送できるだけでなく、水や食料など最大40kgの荷物を運ぶことができ、その性能に地域住民らは興味津々。
地元では農薬散布機を扱う農家も多いため、Flycart30が農業用ドローンのモデルからその機能を継承していることを伝えると、さらに関心を持たれたという。
トルビズオンは、Flycart30が災害時対応に効果的なことが実証できたとし、空路の整備と大型ドローンの普及、また技術を活かした地域創生に貢献したいとしている。