トルビズオンは西日本高速道路(NEXCO西日本)と、大型物流ドローンであるDJI FlyCart30を使用した果樹肥料の搬送実験を行った。
実験は2024年7月22日に、関門ON AIRのラジオパーソナリティ、ノッポさんが経営する海峡レモンファームで実施。この実験を通して、ドローンが農業や災害対応、物流配送などの分野でどのように活用できるかを実証した。
この実験には下関市役所の職員も見学に訪れ、ドローンが農業だけでなく災害対応や物流配送にも有効であることをアピール。当日は気温が35度を超える真夏の炎天下で、ドローンが軽々と肥料の搬送を行い、ウィンチシステムを活用することで、配送地点に着陸せずに肥料を届けることができた。
また、NEXCO西日本や下関市職員とのディスカッションでは災害搬送、離島への物資輸送、農林分野での活用から物流事業での利用まで様々な分野での活躍可能性についてブレインストーミングを行った。
その後、トルビズオンの増本代表は関門ON AIRのラジオ収録に参加し、S:ROADを活用して地域の空のインフラを構築する計画や、これまでのNEXCOとの連携実績を紹介した。増本代表自身が下関出身であることを紹介した後で、以前下関で実施した配送実験、佐賀県多久市で行われている大規模な空路整備事業を例に挙げ、今後も地元下関と連携して空路開拓を推進していく意向を伝えた。番組公開は8月を予定している。
トルビズオン/佐賀県多久町の防災訓練でドローン物資搬送を実施