楽天グループが運営するオンライン書店「楽天ブックス」は8月26日、急いで受け取る必要のない顧客向けに、新配送方法「待っトク便」を開始した。
「待っトク便」は、日本郵便の提供する「ゆうメール」で発送する新たな配送方法。従来の配送種別よりも届けまでに数日多く時間がかかることに加え、配送日の指定、土日祝日の配送や郵便追跡サービスの利用ができない代わりに、注文時に「待っトク便」を選択したユーザーに対しては、1出荷あたり「楽天ポイント」10ポイントを進呈する。
「待っトク便」の対象となる商品は主にポスト投函可能なサイズの在庫がある商品で、ユーザーは注文内容の確認画面に「待っトク便」の指定表示がある場合に利用可能。また、支払い方法はクレジットカードのみとなる。
「楽天ブックス」はこれまでも、翌日配送やコンビニ受け取りなど、ユーザーのニーズに合った様々な配送方法を提供することでユーザーの利便性向上を目指してきた。楽天は、「物流2024年問題」に代表される物流業界の課題解決に向けて、配送・受取の選択肢拡充などを通じた再配達の削減および配送パートナーとの連携によるEC物流の効率化に総合的に取り組んでいる。