MOL PLUSは9月3日、行動科学を利用して船舶・航空機におけるGHG削減業務支援ツールを提供するSignol Limited（シグノル）への出資を決定したと発表した。
＜管理ツールイメージ＞
海運業界では、船の燃料消費量・GHG排出量削減のため、風力推進装置の導入やプロペラ改良等のハードウェアのアップデート、よりクリーンな代替燃料の活用、航路最適化に向けたソフトウェア活用を含むDXの推進などに幅広く取り組んでいるが、それにより船の運航にかかるタスクが船上/陸上共に増えている現状がある。
Signolの管理ツールでは、燃料節減のために取り組んでいる様々なタスクや、それぞれの燃料節減の目標値、目標との差、行動の改善案を一元的に管理・把握できるため、船上・陸上での運航業務の効率化と環境負荷低減に寄与する。このツールの特徴として、人間の行動の法則性などを含む行動科学に基づき設計されているため、データとタスクが一目で分かるようなデザインとなっている。
MOL PLUSはSignolのソフトウェアがゼロエミッションの達成に大きく寄与することに期待し、今回の資金調達に参画し、海運DXをともに実現していくとしている。
■出資先概要
会社名：Signol Limited
設立：2017年
本社所在地：Waverley House, 9 Noel Street, London, W1F 8GQ
事業内容：船舶・航空機におけるGHG削減業務支援SaaSを提供
HP：https://www.signol.io/
