セイノーホールディングス(HD)は9月30日、オートモーティブ・バッテリー物流事業部内に「再生可能エネルギープロジェクトチーム」を発足し、10月から本格的な活動を始めると発表した。
再生可能エネルギーの活用に必要な物流サービスをワンストップで提供し、「Team Green Logistics」の一層の推進を目指す。
再生可能エネルギーに関する物流とは、例えば、太陽光パネルの「輸入から保管、現地への配送まで」のほか、バイオマスの「木質ペレットの輸送」や、風力発電機では「風力発電設備および風況観測塔の輸送」、蓄電池では「系統用蓄電池の輸入から現地への配送まで」や「予備蓄電池を含むサービスパーツの保管」などがある。
プロジェクトチームは、これまで培ってきたEV用リチウムイオンバッテリーの保管・輸送のノウハウを生かし、大型の系統用蓄電池も積極的に取り扱う。
蓄電池にとどまらず、太陽光発電や風力発電に関わる物流サービスも提供。重量物と特殊物の輸送は、グループ会社や協力会社と連携する。
太陽光パネルについてはスペアパーツの保管や、オペレーションとメンテナンスの事業展開も行っていくという。
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