トランコムが10月28日に発表した2025年3月期第2四半期決算によると、売上高885億1800万円(前年同期比5.5%増)、営業利益32億2400万円(11.2%減)、経常利益33億3900万円(9.3%減)、親会社に帰属する当期利益21億6000万円(8.0%減)となった。
セグメント別では、ロジスティクスマネジメント事業の売上高312億6200万円(12.6%増)、営業利益15億4400万円(24.8%減)だった。
ロジスティクスマネジメント事業の売上高は、既存顧客の物量の増加、前年開設したC-AREA拠点(神奈川県厚木市:(2023年8月開設)・愛知県一宮市:(2023年10月開設))、既存顧客の新規業務(2024年1月稼働)が寄与し増収となった。営業利益は、既存顧客の新規業務、今年開設したC-AREA拠点(大阪府茨木市:(2024年8月開設))において、立ち上げによる初期費用を計上し、減益となった。
物流情報サービス事業の売上高473億4600万円(2.5%増)、営業利益13億6900万円(23.3%増)だった。
貨物情報数は前年同期比2.6%増加、空車情報数は同11.0%減少、成約件数は同3.5%減少となった。しかしながら運賃単価は「2024年問題」を背景に長距離のスポット貨物輸送ニーズが増加したこと、また取引の適正化を進めたことにより前期比5.1%上昇した。コロナ禍で弱まっていた事業運営については、荷主構造の変革、取引の適正化、収益性の低い情報センターの改善など、強固な事業基盤の再構築に取り組んだ結果、増収増益となった。
通期は、売上高1778億1000万円(5.0%増)、営業利益70億7000万円(0.7%増)、経常利益70億4000万円(1.6%減)、親会社に帰属する当期利益45億5000万円(0.1%増)を見込んでいる。