NX総合研究所は4月28日、「企業物流短期動向調査」の3月調査結果を発表した。
それによると、国内向け出荷量の1~3月実績(見込み)の荷動き指数はマイナス12で、前期(2022年10~12月)実績から9ポイント低下した。
2023年4~6月の荷動き指数はマイナス6と、今期から6ポイント上昇を見込んでいる。
荷動き指数は、2020年4~6月にコロナ・ショックの影響で大幅に低下し、リーマン・ショック後の2009年1~3月、4~6月に次ぐ低水準となった後、2020年7~9月で上昇に転換。以降、大幅な上昇が続き、2021年4~6月にはプラス16と、2018年10~12月以来2年半ぶりにプラスへ浮上した。
その後、2021年7~9月実績で10ポイント低下も、同10~12月実績で再び上昇。2022年1~3月実績では、まん延防止等重点措置の実施の影響などにより再び低下、同4~6月実績でさらに低下し、2021年1~3月実績以来のマイナスとなった。
2022年7~9月で小幅な上昇に転じ、同10~12月でも強含みとなったが、2023年1~3月実績で大幅に低下し、同4~6月見通しでは上昇の見込みながら、下振れの可能性が大きいと予測している。
NX総研/2024年度は国内貨物輸送量1.0%減の予測 3年連続減少に