食品物流を展開するSBSゼンツウは11月9日、都内で第8回宅配事業部改善事例発表会を開催した。
今年の改善活動のテーマは、「労働時間削減・定着率向上・課題業務・品質向上」。
宅配事業部全71営業所の中から、改善率上位などの選考基準で選ばれた9営業所長がそれぞれ取り組みを発表し、市川ベイ営業所の松丸享憲所長が優勝した。
<前列の中央が優勝した市川ベイ営業所の松丸所長、左は瀬谷営業所の能登成和所長、右は品川営業所の藤原京介所長>
市川ベイ営業所では、定着率向上のため全員に面談を実施し、原因を分析。
新入社員の仕事の悩みを確認できなかった、やりがいを感じさせることができなかった、など問題点を抽出し、担当者ニュースの発行、社員教育の強化、新入社員のフォロー体制の見直しなど、改善活動に取り組んだ。
好事例はクローズアップして掲示することでモチベーションアップも図り、退職者の減少に結び付けたという。
松丸所長は「社員教育を強化し改善したことで、『働きやすい職場→人材定着→荷主からの評価向上→さらなる働きやすさの向上』という好サイクルを生み出すことができた」と話している。
なお、工夫を凝らしたプレゼンテーションの結果、2位は瀬谷営業所の能登成和所長、3位は品川営業所の藤原京介所長が入賞した。
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