阪急阪神不動産とシーアールイーは11月20日、ベトナム北部の VSIPハイフォン工業団地内において2階建ての物流倉庫の開発プロジェクト「セムコープ ロジスティクスパーク(トゥイグエン)」の建設に着手したと発表した。
<セムコープ ロジスティクスパーク(トゥイグエン) 建物の外観(イメージパース)>
両社はシンガポールのSembcorp Development Ltd.(セムコープ デベロップメント社)と共同でSembcorp Infra Services Pte. Ltd.(セムコープ インフラ サービス社)に出資し、ベトナム北部・中部において物流倉庫の開発・運営に取り組んでいる。
立地するVSIPハイフォン複合都市・工業団地は、ベトナム北部最大の港湾都市であるハイフォン市に位置しており、また同市と首都ハノイ市は主要幹線道路で結ばれておりアクセスに優れていることから、広域物流拠点として高い優位性を有している。
また、同団地は、ベトナム・シンガポール両政府による支援の下で開発が進められており、設備等のハード面が充実していることに加え、質の高いカスタマーサービスを提供していること等が、高く評価されている。
<位置図(C)OpenStreetMap contributors(opendatacommons.crg)(一部加工)>
2025年秋頃の竣工を目指しているが、竣工すればセムコープ インフラ サービス社を通じて運営する物流倉庫は、ベトナム北部の5棟(ハイフォン市内の4棟及びハイズオン省内の1棟)と中部の6棟(クアンガイ省内の3棟、ゲアン省内の3棟)を合わせて、計11棟・総賃貸面積約15万m2 となる。
■概要
プロジェクト名称:セムコープ ロジスティクスパーク(トゥイグエン)
敷地面積:約2万3000m2 (約7000坪)
建物構造:地上2階建
棟数:1棟
賃貸面積:約2万m2 (約,000坪)
着工:2024年10月22日
竣工予定:2025年秋頃