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JAL/物流企業初、成田市場で輸出植物検疫の登録検査機関に認定

2024年12月02日/SCM・経営

JALグループは12月2日、同社グループが輸出植物検疫の登録検査機関に認定されたと発表した。物流企業が農林水産大臣の登録を受けた登録検査機関となるのは、これが初となる。

<成田市場外観>
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JALカーゴサービスは、成田空港に隣接し千葉県成田市が運営する成田市公設地方卸売市場(成田市場)の高機能物流棟において、12月2日より同社社員による輸出植物検疫の検査(ベールマン法にて実施)を開始する。

今回認定を受けたことで、これまでの農林水産省検疫官による1日2回程度の輸出植物検疫検査に加え、顧客が指定する時間に同社社員が一部の検査を実施することが可能になる。

柔軟な検査対応により、検査までの待機時間が解消されることで、成田市場の機能性および利便性がさらに向上、よりスピーディーな航空貨物輸送を実現できるという。

JALグループは中期経営計画で掲げているESG戦略のもと、高速・高鮮度な輸送サービスを顧客に提供することで、日本の優れた農水産物の輸出拡大に寄与するとともに、地域社会の持続的な発展に貢献していくとしている。

■業務の概要
検査場所および名称: 成田市公設地方卸売市場内JALカーゴサービス保税蔵置場
営業時間: 9:00~17:00 ※土日祝日および12月29日~1月3日は休業
検査区分: 目視検査および精密検査
検査品目: (目視検査)種子等、生果実等、生野菜等、切り花等、米等、ドライフラワー等
(精密検査:ベールマン法)種子等、生果実等、生野菜等、切り花等

■施設概要
所在地:千葉県成田市天神峰80番地1 成田市公設地方 卸売市場 高機能物流棟内
営業時間:7:00~21:00、年中無休
総床面積:1319m2
営業内容:輸出入貨物取扱業務、保税貨物取扱業務、倉庫業務、手倉業務、運輸業務
承認取得:AEO保税倉庫(特定保税承認者)
登録取得:倉庫業
温調管理:閉鎖型・定温管理機器完備(18℃~30℃の範囲内で設定可能)
冷蔵冷凍:市場内の施設を借用(10℃~0℃、-20℃~-30℃、-60℃の3温度帯)

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