日本航空(JAL)は12月12日、ダイバーシティとインクルージョンに取り組む企業を認定・表彰する「D&I AWARD 2025」(JobRainbow主催)で、従業員数3001人以上の企業部門で最上位に当たる「D&I AWARD大賞」を受賞したと発表した。
航空会社としては初の大賞受賞。 また、この認定では2021年から5年連続で最高評価の「ベストワークプレイス」に認定された。
評価されたJALの取り組みは、例えば、羽田空港と成田空港の国際線ファーストクラスラウンジで、障がいのある社員よるコーヒーハンドドリップやシューシャインサービスを導入。顧客体験価値の向上と社員のキャリアアップを両立している。
機内アメニティや機内食のスリーブに障がいのあるアーティストによるデザインを採用するなど、社会における障がいに対する意識変革も促している。
LGBTQ+については、社内制度の整備や研修に加え、社外のイベントに協賛するなど、他企業との連携もしながら社会全体の課題解決に取り組んでいる。
また家庭内でのジェンダー平等と「共育て」の浸透を目指し、男性社員向けの家事セミナーや料理教室を開催するなど、具体的な支援を行っている。
このほか社員主導で海外地区含め、さまざまな職種の多様なメンバーがグローバルな視点を含めたDEI推進に取り組んでおり、JALは今後も、多様な人財が活躍できる社会をリードしていきたいとしている。
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