JALグループは12月9日、電動ハイリフトローダー(HL)、電動ベルトローダー(BL)を導入すると発表した。
羽田空港で2024年12月17日より本格運用され、日本の航空会社では初の試みとなる。
HLは、手荷物や郵便物、貨物などを入れた航空機専用のコンテナやパレットを牽引するトーイングトラクターと連携し、航空機の中へコンテナやパレットを搬入、搬出する器材。
導入するTREPEL社製の電動HLは世界でも多くの実績があり、フル充電の状態で約1~2日のハンドリングが可能だ。
また、BLは貨物の積み降ろしに関わる器材で、動力コンベアーを装備し、旅客機の後方にある、ばら積み専用の貨物室から、乗客が預けた手荷物や貨物を降ろすために活躍する器材。
導入するEINSA社製の電動BLは世界でも多くの実績があり、フル充電の状態で約1~2日のハンドリングが可能となる。
電動HLと電動BLの導入により、従来比でCO2排出量はゼロに削減され、静音性も向上する。これにより、オペレーターの労働環境の改善や、空港周辺の騒音・環境問題を軽減、さらには地球環境保全に寄与することが期待できるという。
JALは今後も地球の環境保全に寄与し、より持続可能な航空業界の実現に向けた取り組みを継続していくとしている。
JALグループ/10月の国際貨物24.2%増、国内貨物18.7%増