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関東運輸/物流施設の遮熱塗装の実施結果を発表、平均7.5℃低下

2024年12月17日/物流施設

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関東運輸は12月17日、CO2削減に向けた同社の取り組み事例として6月に群馬県前橋市の城南センターで遮熱塗装を行ったが、その結果を公表した。

<城南センター>
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使用したのはNASAの開発した特殊セラミックが配合された塗料。手のひらにのせて1300℃のバーナーであぶっても全く熱を感じない。伝熱を抑えるだけでなく、太陽光を反射し、一部吸収したエネルギーを放射するという2つの働きも同時に行っている。

それらの効果から、熱の侵入を3分の1に抑え、倉庫の屋根の表面温度を最大で30℃ほど低下させることができる。

以前は外気温よりも高くなっていた庫内温度だが、庫内の中心に行けば行くほど涼しさを感じられるようになった。そして、実際に倉庫内の従業員からは「体感温度が全然違う!」という声や「庫内環境が改善された!」との声を得た。

<温度変化のデータ>
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塗装前後の温度を比較すると、平均して約7.5℃ほどの温度差が生まれており、明らかに塗装後の庫内が涼しくなっているということが見て取れる。そして、この塗装は表面が汚れて反射力が落ちても、セラミックの熱放射効果は落ちないため10年後も塗装直後と変わらない室温を維持できる。

再塗装はトップコートだけで済むため、メンテナンスコストがあまりかからない。たとえ火災にあったとしても有毒ガスが発生することもないので、従業員にも環境にもやさしい塗料といえる。

遮熱塗装により、従業員の快適性向上と環境負荷低減の両立を実現。関東運輸は人にも、地球にもやさしい環境づくりをこれからも進めていくとしている。

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