ラピュタロボティクスは12月17日、ジェーイーエルが2026年に広島県尾道市の御調(みつぎ)工場で自在型自動倉庫「ラピュタASRS」を採用することが決まったと発表した。
ジェーイーエルは、半導体ウェハー搬送用ロボット・液晶ガラス基板搬送用ロボットメーカー。人員不足対策などを背景に、工場内の生産ラインへ部品供給を行う自動化ソリューションを検討、採用に至った。
アンカーレス構造のため、既存倉庫、新規倉庫を問わず導入でき、業界の変動に応じてレイアウトも変更できる柔軟性や、保管効率と同時に高い生産性も実現できる点が評価されたという。
地方圏での労働人口確保の難しさに先手を打つこと、ジェーイーエルの主力製品である半導体ウェハー搬送ロボットの組み立てに必要な部品のほとんどを「ラピュタASRS」からピッキングし、生産ラインへシームレスに移動できることなどがポイントとなった。