南日本運輸倉庫はベトナム人大学生6名をインターンシップ第4期生として受け入れ、12月4日に入社式ならびにオリエンテーションを行なった。
6名はいずれもベトナムのハノイにあるトゥイロイ大学の物流学科に在籍する3年生および4年生の男女だ。1年間の滞在期間中、同社の埼玉物流センターで、フローズン・チルド物流の現場実習に加え、座学による日本の物流基礎を学ぶとともに、日本語の習得や日本文化・社会体験も実施する。
同社の戸田本部で実施した入社式では、インターン生が自己紹介を行うとともに、日本で高度なロジスティクスを学びたいと強い意志を見せた。
その後、同社の大園社長からは「日本のロジスティクスをしっかりと学んでもらうと同時に、日本の文化にも触れてもらい、1つでも多くの学びを持ち帰ってもらいたい」との激励のメッセージが贈られた。
南日本運輸倉庫はグローバル人材の育成を喫緊の課題と捉え、さまざまな採用活動や人材育成に着手している。その一環としてインターンシップは2022年に始まり、今回は第4期生となる。これまでに計17名を受け入れており、今回の第4期生で合計23名となった。
なお、ベトナム国内では近年、生産国から消費国としての注目が高まり、急速な経済成長により輸出入が増加し物流需要が伸びている。南日本運輸倉庫は2020年にアプライズとともに、物流におけるグローバル人材の育成を目的とした合弁会社をハノイ市に設立している。この活動をトゥイロイ大学などが高く評価し、複数の大学からインターン生を輩出することとなった。
同社はこれからも多様な人材がいきいきと働ける職場環境の整備を行うと同時に、グローバル展開に必要な人材育成に積極的に取り組んでいくとしている。
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