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大和物流、Hacobu/ドライバーにアプリで軒先情報共有 負担軽減へ

2025年02月05日/IT・機器

大和物流とHacobuは2月5日、大和物流の18拠点における軒先情報をトラックドライバー向けスマートフォンアプリ「MOVO Driver」で公開すると発表した。この取組により、ドライバーの情報収集における負担を軽減、物流の働き方改革に貢献する。

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昨今のトラック運送取引では、元請事業者から1次請け、2次請けの運送事業者に配送を委託する「多重下請け構造」が常態化している。

この構造の影響で、着荷主が発荷主に情報を伝えたとしても、その情報が分断され、ドライバーに軒先情報(受付時間、場所、入場口など、荷物の積み降ろしに必要な物流センターの詳細)が伝わっていないことが多々発生している。

<トラックドライバーの「情報収集の壁」>
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そこで大和物流は、情報の分断によるトラブルを防ぐため、スマートフォンアプリ「MOVO Driver」を活用して、18拠点の軒先情報を公開。

さらに、自社のウェブサイト内の物流センター情報ページにも軒先情報を掲載し、様々な角度から情報を発信する。

この取り組みにより、ドライバーの情報収集における負担を軽減し、顧客や社会からの「物流効率化への対応」や「ドライバーに優しい環境整備」の要請に応える。

<「MOVO Driver」での情報公開のイメージ>
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スマートフォンアプリ「MOVO Driver」では、「受付時間」や「構内での待機可否」、「入場口」などの情報を公開。

軒先情報は、MOVO Driverの機能の一つである「物流情報マップ」にて公開する。

現在、大和物流は、物流プロセスの最適化を加速するため、「MOVO Berth」の導入・活用を積極的に進めている。2025年12月末までに、50拠点以上の物流センターへ導入を拡大する予定だ。

今後も「ドライバーに優しい環境整備」のため、継続的に情報発信を進めていくとしている。

Hacobu/三菱倉庫のMOVO Berth導入を全国45拠点に拡大

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