三菱倉庫グループのCavalier Logistics(本社:米国ヴァージニア州)が2月10日、ノースカロライナ州ダーラムで、医薬品専用倉庫の運用を開始した。
GMP(Good Manufacturing Practice=適正製造・品質管理基準)に対応した倉庫で、米国における保管サービスを強化する狙い。
ダーラム倉庫は、1階建て1棟で1万1904m2。2-8℃庫、15-30℃庫があり、非常用発電機やスプリンクラーを備えた。
ノースカロライナ州には多くの医薬品産業関連企業が進出し、活発な投資が続いている。
この医薬品物流需要の高まりをとらえ、今後、24時間・365日対応可能な緊急入出荷や世界各国の輸出入など、医薬品工場周辺の物流サービスを積極的に展開する。
なお、Cavalier Logisticsは3月にも、同じく医薬品産業の集積地、ニュージャージー州ニューアークにGMP対応倉庫を開設。医薬品保管機能と米国内外の輸送サービスを提供する予定だ。
新倉庫と既存の倉庫を活用し、米国の医薬品産業集積地域で物流サービスを展開していく。
■ダーラム倉庫概要
住所:1325 Hamlin Road, Durham NC 27704
設備:2-8℃庫、15-30℃庫、非常用発電機、スプリンクラー他
キャパシティ:1万1904m2(1階建て1棟)
入出庫バース:15バース
トレーラー駐車:26台
その他:GMP対応済
稼働:2025年2月10日
■ニューアーク倉庫概要
住所:740 Walnut Avenue Cranford, NJ 07016
設備:2-8℃庫(設置予定)、15-30℃庫、非常用発電機、スプリンクラー他
キャパシティ:2340m2(1階建ての一部)
その他:GMP対応予定
稼働:2025年3月予定
三菱倉庫 決算/4~12月の売上高11.3%増、営業利益は2.4%増