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イグス/栃木県さくら市に新工場来春稼働、在庫保管能力7割増

2025年03月05日/生産

ドイツに本社を置く樹脂製機械部品メーカー・イグスは3月5日、栃木県さくら市に新工場を建設すると発表した。延床面積は約1万m2、竣工は2026年春の予定。

<新工場の完成予想図(外観イメージ)>
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同社はこれまで国内の在庫・アセンブリー拠点として栃木県内の計4か所で稼働してきた。事業が拡大するなか既存工場のスペースでは効率的な生産ラインを組むことが限界となり、自動化・省力化設備の導入にも制約が発生していた。

新倉庫は在庫保管能力の拡大、効率的な生産体制の構築および出荷体制の強化を目的に、約35億円を投じて建設する。点在する既存4拠点を十分なスペースがある新工場に集約することで、工場・倉庫拠点間の輸送をなくし物流効率を向上させるとともに、事業拡大に対応する工場の体制を整える。在庫保管能力は2024年比で約70%増加する見込み。

また新拠点では自動化・省力化機器の導入や生産ラインの見直し、新たな倉庫システムの導入を行うことで、労働生産性を向上させていくことが可能となる。同社はさらに、新工場建屋の隣地に将来的な工場拡張に向けた約5000m2の用地を確保している。

■概要
所在地:栃木県さくら市上阿久津
着工:2025年5月(予定)
竣工:2026年春(予定)
敷地面積:4万1833m2
延床面積:約1万m2
取扱製品:ケーブル保護管、ケーブル、レディーチェーン、樹脂ベアリングなど

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