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全国企業倒産集計/倒産件数35か月連続で前年上回り戦後最長を更新

2025年04月08日/調査・統計

帝国データバンクは4月8日、全国企業倒産集計の2024年度報と2025年3月報を発表した。

<全国企業倒産数>
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2025年3月報によると、倒産件数は35か月連続で前年を上回り、戦後最長を更新し、3月としては3年連続の増加となった。

2024年度報の業種別での「運輸・通信業」の倒産件数は2023年度が456件、2024年度は458件となり、2件の増加となった。全業種での「運輸・通信業」の構成比では、2023年度が5.1%、2024年度が4.5%と減少している。

全業種で前年度を上回ったが、「建設業」「製造業」「小売業」「運輸・通信業」「サービス業」「不動産業」の6業種は、過去10年で最多となった。最も多かったのが、サービス業で2023年度2187件、2024年度は2638件と451件もの増加となっている。

<倒産主因別>
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倒産主因別では、「販売不振」が2023年度の7027件から2024年度8261件と17.6%増となり、構成比でも2023年度79.1%から82.0%まで増加している。「売掛金回収難」、「不良債権の累積」等を含めた「不況型倒産」の合計は2023年度の7155件から2024年度8389件となり、構成比でも80.6%から83.3%まで増加している。

なお、2024年度の企業倒産は11年ぶりに1万件を超える1万70件。負債総額は2兆2525億7200万円となり、件数は前年度より増加したものの、負債総額は減少している。

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