Specteeは5月1日、サプライチェーン領域の事業拡大を目的に、三菱倉庫グループのコーポレートベンチャーキャピタル(CVC)であるMLCベンチャーズとパートナー契約を締結したと発表した。
また、MLCベンチャーズは、Specteeが発行する株式の一部を、「MLCイノベーション1号投資事業有限責任組合」を通じて取得した。
Specteeは、世界中で発生する自然災害や事故、火災など、事業継続に関わるリスク情報を様々なデータソースから分析し、企業への影響をリアルタイムに可視化するソリューションを提供している。2023年11月30日に製造業のサプライチェーン・リスクを瞬時に見える化し、生産への影響を把握する「Spectee SCR」(Spectee Supply Chain Resilience)の提供を開始し、半導体や電子部品、機械メーカーなど製造業を中心に導入が進んでいる。
この提携は、Specteeのさらなる事業拡大を目的に、サプライチェーンの起点となる倉庫事業を中心に多くの顧客基盤を持つ三菱倉庫グループとパートナーシップを構築することで、サプライチェーン領域での事業の強化・推進を目指していくものだ。
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