鴻池運輸が5月9日に発表した2025年3月期決算によると、売上高3449億8700万円（前年同期比9.5％増）、営業利益213億8500万円（28.6％増）、経常利益212億9500万円（25.0％増）、親会社に帰属する当期純利益140億5000万円（23.8％増）となった。
セグメント別にみると複合ソリューション事業では、空港関連における国際旅客便の復便と機材大型化等による収受単価の上昇やエンジニアリング関連での大型工事案件の獲得、食品プロダクツ関連における倉庫・輸送取扱量の増加や新拠点の稼働があり、売上高は2166億400万円（7.2％増）。利益は、空港関連での取扱量増加に伴う業績回復に加え、業務効率化や適正単価の収受により収益改善に努めた結果、205億8900万円（18.4％増）となった。
国内物流事業では、食品関連（定温）における取扱量の増加や適正価格への変更、生活関連（物流）における通販品の取扱量の増加により、売上高は567億1700万円（5.2％増）。利益は、増収効果に加え適正単価の収受及び業務効率化等により、38億700万円（23.6％増）だった。
国際物流事業では、航空貨物運賃市況の回復や米国冷凍冷蔵倉庫等での取扱量の増加、メキシコやカナダでの子会社の連結化により、売上高は716億円（21.1％増）に。利益は、取扱量の増加や航空貨物運賃市況の回復、新規連結の効果等で47億2600万円（57.0％増）となった。
次期は、売上高3670億円（6.4％増）、営業利益220億円（2.9％増）、経常利益215億円（1.0％増）、親会社に帰属する当期純利益145億円（3.2％増）を見込んでいる。
商船三井 決算／3月期の売上高9.1％増、営業利益46.3％増
