阪急阪神ホールディングスが5月14日に発表した2025年3月期決算によると、国際輸送セグメントの売上高は1047億1700万円(前年同期比4.4%増)、営業損失は12億8400万円(前期は営業利益2億2300万円)となった。
航空輸送において、日本や東アジアを中心に受注競争が激化したことに加え、海上輸送も需給バランスが緩和したことで運賃水準が低下するなど、厳しい事業環境が継続した。
南アフリカ、ケニア、アメリカ及びマレーシアで物流倉庫を拡張するなど、ロジスティクス事業の強化に努めるとともに、グローバルネットワークの拡充に注力した。
なお、海外法人において、為替の影響によって円換算額が増加したこと等により増収となったものの、日本や東アジアを中心に貨物の取扱いが低迷していること等により赤字となった。
阪急阪神HD 決算/国際輸送の売上高3.3%増、営業損失17.39億円