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日本郵船、MTI/シンガポール海事港湾庁と自律運航船で共同ワークショップ

2025年06月06日/3PL・物流企業

日本郵船とMTIは6月5日、シンガポールにおいて、シンガポール海事港湾庁(Maritime and Port Authority of Singapore、以下「MPA」)と共同ワークショップを開催し、自律運航船(Maritime Autonomous Surface Ship:MASS)を想定した、港間航行トライアルの協業に関する意見交換を行ったと発表した。

<ワークショップの集合写真>
20250606nyk - 日本郵船、MTI/シンガポール海事港湾庁と自律運航船で共同ワークショップ

ワークショップは、2024年に締結したMPAとの覚書に基づく協業の一環として実施したもので、日本郵船グループやMPAの関係者に加え、シンガポール海事研究機関や舶用機器メーカー、シンガポール国内の大学・研究機関から60名を超える参加者が集まった。

ワークショップでは自律運航船での安全運航の確立を目指し、MPAが実運用している船舶交通情報システム(Vessel Traffic Information System)などの港湾インフラと本船の連携手順を確認したほか、安全航行やサイバーセキュリティーへの対応といった課題について意見交換を行った。終盤では、本船および港湾側で必要となる要素技術やロードマップ、目標をまとめ、今後の検討事項とした。

今後の展望では、ワークショップで明らかになった課題を検証し、港間航行トライアルの実現に向けて準備を進める。自律運航船と港湾管制の連携を深めることで、船舶で混雑し、航行が特に困難と言われているシンガポール港湾周辺での自律運航船の安全運航技術の確立を目指す。

商船三井/シンガポール海事港湾庁(MPA)と包括的協業覚書を締結

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