セイノーラストワンマイルは6月10日、明光キャリアパートナーズ、グローバルトラストネットワークス(GTN)と連携し、外国人女性の新たなキャリア創出と物流業界の人手不足解消を目的としたプログラム「HanaLogi(ハナロジ)」を、インドネシア・ブカシ州で開始したと発表した。
プログラムは、2024年12月に特定技能制度に追加された「自動車運送業」に対応し、現地教育機関で運転技術・安全基準・ホスピタリティを一貫して教育するもの。
<プログラムの流れ>
修了者はセイノーラストワンマイルおよびグループ会社の選考を受け、合格者は特定技能人財として日本に入国し「ハーティスト」として採用される予定。
「ハーティスト」とは、セイノーラストワンマイルのグループ会社であるココネットの配送スタッフの呼称。「ハート(心)+ist携わる人)」という意味を込めている。
プログラムはインドネシアを皮切りにベトナム、カンボジア、ネパール、インドにおいても順次展開し、この取り組みを通じて物流業界全体の人手課題解決と、東南アジア女性の新たなキャリア形成を推進する。
また今後、3社が中心となり業界横断型の外国人財育成・受け入れ支援から定着までのプラットフォームを持った「物流人財コンソーシアム」を発足するという。
「HanaLogi(ハナロジ)」は、「花(Hana)」+「物流(Logi)」を掛け合わせた名称で、日本文化の象徴「花」と物流を融合、やさしさと力強さを表現しており、外国人財の育成から就労・定着支援までを一貫して支える仕組みを業界共通の基盤として開放することで、人手不足に直面する物流業界の課題解決に繋がるモデルケースとなることを目指している。