川崎汽船は6月12日、「“K”LINE Group環境アワード2025」で、ベトナムのCLK Cold Storage Companyが最優秀賞に選ばれたと発表した。
このアワードは、川崎汽船グループで働く役職員が取り組む優れた環境保全貢献活動を表彰するもので、2015年から11回目。独創性、難易度、環境貢献度、継続性、波及性などの観点から最優秀賞1件、優秀賞4件、功労賞5件が選定された。
CLK Cold Storage Companyは、ベトナムにある冷凍・冷蔵倉庫会社。使用電力・コスト削減のため、2021年に太陽光パネルを設置し、2022年には追加の太陽光パネルを導入した。
新たな環境保全とコストセーブ策を模索し、2024年9月には電線と電子機器の電力ロスを減少させて電気使用量を下げる節電機器を導入し、さらなるCO2排出量・コスト削減を実現したことが評価された。
CO2削減実績は太陽光パネルで589トン相当(2021年11月~2024年12月)、節電機器で12トン相当(2024年10月~12月)になる。
このほか、優秀賞に川崎近海汽船の「清水/大分 大型の高速RORO船の定期航路 海上トレーラ管理高度DX化」、川崎汽船の「防災用備蓄品管理スキーム変更による再利用・リサイクル実施」、ケイラインロジスティックスの「航空貨物輸送でのSAF活用促進における契約締結」、K Line Container Service (タイ)の「Tree Planting with Local Community and Cost Savings through Waste Reduction, etc.」が選ばれるなどした。
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