西日本鉄道(西鉄)は8月28日に、佐賀県鳥栖市に賃貸用物流施設「MID LOGI鳥栖」を単独開発すると発表した。
同社としては初となる賃貸用物流施設で、着工は2025年9月、竣工は2026年10月を予定している。
「MID LOGI鳥栖」は、敷地面積7271m2、賃貸面積は事務所部分を含めて1万307m2。なお、賃貸に際して同社は1棟貸しを想定している。
トラックバースを9台分備えるほか、トラック待機場も3台分確保される予定だ。
なお西鉄は今回の開発に際し、同社が手掛ける賃貸用物流施設のブランド名称を「MID(中央・中心)」+「Logistics(物流)」を由来とした「MID LOGI(ミッドロジ)」に決定。「MID LOGI」シリーズの展開を通じて、物流業界の多様なニーズへの対応を図り、地域経済の活性化に貢献するとしている。
国道3号線に面し、九州自動車道「鳥栖IC」から約1km(車で約2分)であることから、福岡・長崎・大分・熊本各方面へのアクセスに優れており、陸路輸送拠点としてのポテンシャルを有した立地だ。
さらに博多港や福岡空港、九州佐賀国際空港まで車で1時間県内に位置しているため、空路・海路輸送でも高い利便性を備えている。
また、JR鹿児島本線「弥生が丘駅」から約800m(徒歩で約10分)であることから、従業員の通勤にも優れ、労働力確保の面でも魅力的な立地となっている。
■物件概要
所在地:佐賀県鳥栖市永吉町字土取598-5他
交通: 九州自動車道「鳥栖IC」から約1km(車で約2分)
JR鹿児島本線「弥生が丘駅」から約800m(徒歩で約10分)
博多港など福岡市中心部まで車で約30分
敷地面積:7271m2(2200坪)
賃貸面積:1万0307m2(3118坪) ※事務所部分含む・1棟貸想定
構造・規模:鉄骨造、地上3階建て、床荷重1.5t/m2、梁下有効高さ5.5m、「ZEB Ready」認証を取得
駐車台数:トラックバース9台、トラック待機場3台、乗用車駐車場39台(普通車37台、軽1台、HC用1台)、駐輪場18台
事業主:西日本鉄道
設計・施工:松尾建設
着工:2025年9月
竣工:2026年10月
東急不動産/全国で冷凍冷蔵倉庫開発、広島市、柏市で2物件に参画