霞ヶ関キャピタルは9月1日、同社がアセットマネジメント業務を受託している「LOGI FLAG TECH 東扇島II」を着工したと発表した。
<物件のイメージパースとLOGI FLAG TECHのロゴ>
施設は、物流業界の慢性的な問題である労働力不足と冷凍倉庫の過酷な就労環境の改善をすべく、自動ラックを用いて冷凍庫内の荷物の入出庫の自動化を可能とする「冷凍自動倉庫」。
冷凍・冷蔵物流施設が集積する東扇島湾岸エリアにおいて首都高速湾岸線「東扇島IC」より約1.7kmの好立地に所在していることから、関東全域をカバーする配送拠点や輸出入貨物の集約拠点として高い利便性を有している。
倉庫部分は2層構造の立体倉庫であり、1層目はトラックバースと荷捌きエリア(+5℃帯)、2層目は天井吹き抜け高さ27mの空間内に自動ラックを設置する冷凍保管エリア(−25℃帯)となっており、冷凍保管エリアでは人間が日常的な作業で立ち入る必要性が無い施設構成となっている。冷凍保管エリア内に2万644パレットの収容が可能であり、高効率な保管を実現する立体倉庫となる。
2030年のフロン規制を見据えて自然冷媒を用いた冷却機を採用するとともに、屋根に太陽光発電パネルを敷設することで、再生可能エネルギーを用いて電力供給をおこなう事ができる環境配慮型の施設として計画を予定している。
■概要
物件名称:LOGI FLAG TECH 東扇島II
所在地:神奈川県川崎市川崎区東扇島17-9
交通:首都高速湾岸線「東扇島IC」約1.7km
敷地面積:8548.52m2(2585.92坪)
延床面積:2万5863.38m2(7823.67坪)
パレット数:2万664枚
竣工予定:2028年1月
建物構造:鉄骨造地上3階建
設計:東亜建設工業一級建築士事務所、IHI物流産業システム
施工:東亜・宮坂特定建設工業共同企業体、IHI物流産業システム
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