サプライチェーン計画プラットフォームを提供するo9ソリューションズは10月23日、データ&AIカンパニーであるデータブリックス(Databricks)社とのパートナーシップを締結したと発表した。
このパートナーシップにより、両社の共通顧客は、データブリックスで管理されている最新データをo9 デジタルブレインプラットフォームに連携するプロセスを簡素化し、価値実現を加速させることが可能になる。
o9 デジタルブレインに直接取り込むことで、企業はデジタルサプライチェーンモデルをより迅速に実行し、精度の高いwhat-if(仮説検証)シナリオを実行し、あらゆる計画期間にわたって意思決定の足並みを揃えることができ、サービスレベルの向上、生産能力と在庫の効率的な活用、部門間連携の強化を実現できる。
統合には、データブリックス社のオープンソースアプローチである Delta Sharing が使用されており、顧客は強力なセキュリティとガバナンスの下、プラットフォーム、クラウド、地域を越えてライブデータを共有できる。その結果、手作業での統合業務が削減され、不要なデータコピーが回避されると共に、プランナーは常にo9 デジタルブレイン内で最新の情報を扱うことが可能になる。
なお、企業はかつてないほど大量のデータを扱っており、俊敏性と強靭性(レジリエンス)を両立させたサプライチェーンを構築するには、それらのデータを意思決定に活かすことが不可欠。データ、アナリティクス、AIを統合するデータブリックス社のデータインテリジェンスプラットフォームと、o9 デジタルブレインを組み合わせることで、企業はデータから意思決定へのプロセスを迅速化し、今日の変動性や複雑性に対し、より的確に対応できるよう支援する。