チルド・フローズン食品輸送の南日本運輸倉庫は12月12日、第6期生となるベトナム人大学生5人をインターンとして受け入れ、入社式とオリエンテーションを実施した。
今回のインターン生5人は、FPT Polytechnic短期大学の物流学科に在籍する2、3年生。1年間のインターンシップでは、南日本運輸倉庫の埼玉物流センターで、フローズン・チルド物流の現場実習に加えて座学で日本の物流基礎を学習。また、日本語の習得や日本の文化・社会体験も実施する。
入社式ではインターン生の自己紹介に続き、大園圭一郎社長が事業の概要説明を行うとともに、「インターンシップ期間で日本の物流をしっかりと学んでいただき、大学卒業後に入社してもらえたらうれしい」とメッセージを送った。
講義では、4人の社内講師が日本の物流事情や南日本運輸倉庫のミッション、強み、海外展開、就業規則などを説明。
インターン生は、講義後に業務実習を行う埼玉物流センターに移動し、実習期間中の注意点や施設の説明などを受け、1年間のインターンシップをスタートさせた。
南日本運輸倉庫では海外事業を強化しており、グローバル人材の育成を喫緊の課題と捉え、さまざまな採用活動・人材育成に注力。外国人インターンシップの受け入れも2022年から行っており、今回の6期生で合計34人に達している。
ベトナムは近年、消費国としての注目が高まり、急速な経済成長により物流需要が伸びていることを受け、南日本運輸倉庫は2020年にアプライズとともに、物流人材育成を目的としベトナム・ハノイに本社を置く合弁会社「MTLS VIETNAM」を設立。こうした活動が評価され、複数の大学がインターン生を送り出している。
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