日本郵政が2月12日に発表した2021年3月期第3四半期決算によると、郵便・物流事業の売上高(営業収益)は1兆5533億円(前年同期比3.0%減)、営業利益は867億円(27.3%減)となった。
売上高は、荷物の増収を普通郵便・国際郵便の減収が上回る状態が続いていることに加え、年賀葉書の減収もあり前年同期を下回った。
利益面では、コストコントロールの取組等で営業費用が引き続き減少したものの、減収の影響を補いきれなかった。
取扱数量は、主に新型コロナの影響から累計6.7%減(郵便7.8%減、ゆうメール8.4%減)。うち、ゆうパックは巣ごもり消費増加などに伴うEC利用の拡大が続き、累計15.7%増(ゆうパケットは23.9%増)となった。