外務省は6月25日、政府が新型コロナウイルスの影響を受けるインドへの支援として、緊急無償資金協力を通じて926万ドル(10億円)相当のコールド・チェーン機材の供与等を決定したと発表した。
今回の協力では、ワクチン接種体制を構築する「ラスト・ワン・マイル支援」として、ユニセフ(国連児童基金)を通じて冷蔵・冷凍設備等の機材を供与し、コールド・チェーンの整備を実施する。
日本は国際的なワクチン調達メカニズムであるCOVAXファシリティの形成を主導し、既に合計2億ドルを拠出し、先般8億ドルの追加拠出を発表している。今回の協力は、ワクチンを途上国内の隅々まで運び、一人ひとりに届ける支援の一環であり、COVAXファシリティの取組を補完するもの。