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大和ハウス/国外最大規模の物流施設をマレーシアに建設

2022年09月20日/物流施設

大和ハウス工業は9月20日、マレーシア・セランゴール州で、同社によるマレーシア3棟目となる大型マルチテナント型物流施設「DPLマレーシアIII」を10月1日に着工すると発表した。

<「DPLマレーシアIII」外観イメージ>
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同施設は、同社が海外で手がける最大規模(地上3階建て、敷地面積6万742m2、延床面積15万6292m2)の物流施設となる。

マレーシアでは、Eコマース事業の売上が2019年度比で約70%増加し、コロナ禍などの影響で需要の拡大に伴い、物流施設のニーズも高まっている。

「DPLマレーシアIII」では、Eコマースや食品卸売業者、小売業者などのテナント企業の入居を想定し、各階に接車ができるようランプウェイを設置。最大12テナントが入居可能で、各区画に事務所を設置できるとともに、各区画へのアクセスが容易な屋内駐車場を設けることで、各区画にスムーズに移動することができるなど、安全性と利便性に配慮した施設計画を採用する。

<位置図>
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開発予定地は、シャー・アラム高速道路「コタ・ケムニンIC」から3.5km、クアラルンプール中心部から南西に27kmの場所に位置している。クアラルンプールからEコマース利用者や市街地の商業施設への店舗間配送などの拠点として、消費地へのアクセス性の高い立地にあるほか、マレーシア最大のコンテナ取扱港「クラン港」から東へ24km、「クアラルンプール国際空港」から北へ40kmと、クアラルンプールと港湾・空港の中間地点にあるため、物流拠点として海と空の玄関口にアクセスしやすい立地となっている。

■「DPLマレーシアIII」概要
所在地:マレーシア・セランゴール州シャー・アラム(Lot22203, Jalan 33/52, Section 33, 40450 Shah Alam, Selangor,Malaysia)
交通:シャー・アラム高速道路「コタ・ケムニンIC」から3.5km、クアラルンプール中心部から27km、「クラン港」から24km、「クアラルンプール国際空港」から40km
敷地面積:6万742m2
延床面積:15万6292m2
賃貸面積:11万4122m2(最大12テナント)
構造・階数:鉄筋コンクリート造(一部鉄骨造)・地上3階建て
有効高さ:各階12m
床荷重:3.0t/m2(一部1.5t/m2)
幅:276m
奥行き:1階123m、2・3階108m
主な仕様:事務所(各区画分)、全館LED照明、太陽光発電設備、フォークリフト充電用コンセント、ドックレベラー
着工:10月1日
竣工:2025年1月31日(2025年2月1日入居開始)
総事業費:約170億円

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