本田技研工業は12月7日、軽バン「N-VAN(エヌバン)」をベースとした新型軽商用EV(電気自動車)を2024年春に発売すると発表した。
新型軽商用EVは、2018年に発売した軽商用バンであるN-VANをベースに採用。同車の使い勝手を踏襲しながら、EVならではの高い静粛性や、ストップ&ゴーの多い交通環境に適した力強い加速を実現する。
これにより、近年需要の高まる街中でのラストワンマイル配送などの商用利用に加え、個人ユーザーの日常使いにも柔軟に対応する、日本の暮らしになじむEVとなることを目指す。
EVで課題となる航続距離についても200kmを目標としており、商用利用のほか、日々の買い物や通勤・通学、趣味活用などに十分対応する実用性を兼ね備えた車両とする。また、価格についてもガソリン車と同等の100万円台からの設定とすることで、カーボンニュートラルの実現に向けてEVの普及を進める。
新型軽商用EVについて、ホンダは2024年春の発売を目指し、さまざまなビジネス現場で実用性の検証を行っていく予定。これを通じて軽商用EVとしてより一層使い勝手を磨き上げ、商品性を高めていくとしている。