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GROUND/シーエックスカーゴに物流施設統合管理・最適化システム導入

2025年05月20日/IT・機器

PR記事

GROUNDは5月20日、物流施設統合管理・最適化システム「GWES(ジーダブリューイーエス)」を、生協物流のシーエックスカーゴに導入したと発表した。

<シーエックスカーゴにおけるGWES(進捗分析PA: Progress Analyzer)稼働状況>
20250520ground1 - GROUND/シーエックスカーゴに物流施設統合管理・最適化システム導入

<GWES導入モジュール(導入中モジュールを赤枠で表示)>
20250520ground2 - GROUND/シーエックスカーゴに物流施設統合管理・最適化システム導入

シーエックスカーゴでは、第1号拠点である桶川第2流通センターにおいて、「GWES」の機能のうち、進捗分析(PA)、作業量分析(WA)、在庫分析(IA)のモジュールが稼働している。

<GWES(作業量分析WA: Workload Analyzer、在庫分析IA: Inventory Analyzer)稼働状況>
20250520ground3 - GROUND/シーエックスカーゴに物流施設統合管理・最適化システム導入

「GWES」でリアルタイムに作業の進捗状況や作業量の確認が可能になったことで、人時調整の必要性や当日の業務終了時間の把握が容易になった。また、個人別の作業量や生産性およびそれらの目標値を可視化することで、数値を基にした改善効果の共有や振り返りプロセスの定着を促進している。

さらに、物流センター内のレイアウトをデジタルマップ化し、各棚に格納されている商品の出荷頻度を示すヒートマップなどを活用して、在庫の動きを可視化する。今後は在庫配置最適化(SO)、動線最適化(RO)モジュールの稼働を予定しており、保管および作業効率を考慮した最適な在庫配置と効率的なピッキング作業の実現に寄与する。

なお、シーエックスカーゴは日本生活協同組合連合会の物流子会社で、CO・OP(コープ)店舗や宅配、通信販売に向けて、商品の調達から配送、納品までをトータルで行う企業。同社では、倉庫管理システム(WMS)や倉庫制御システム(WCS)を用いて物流センター内の事務オペレーションや庫内作業のデジタル化・標準化を進めてきたが、マネジメント業務の標準化には課題を抱えていた。

そこで、可視化された数値情報に基づいてマネジメントを行い、人員・倉庫スペースなどの限られたリソースをより効果的に活用し、関係者全員が共通の情報を基に改善に向けた議論を行い、実行することを目的に「GWES」の導入を決定したもの。

GROUND は今後もこのプロジェクト推進を支援するとともに、「GWES」の継続的な機能の拡充と提供を通じ、シーエックスカーゴのさらなる事業拡大に貢献していくとしている。シーエックスカーゴでは「GWES」を2027年までに全13拠点に展開し、それぞれの倉庫・物流センターが持つWMSおよびWCSと連携させることで、全拠点の情報一元管理によってDX推進を加速させる。

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