関通は5月31日、兵庫県尼崎市で関西エリア最大規模となる物流拠点「関通MEGA物流センター」を竣工した。
センターは、阪神高速3号神戸線「尼崎西出入口(IC)」から約1.2km、名神高速「尼崎IC」から約4.5km、阪神電気鉄道本線「出屋敷駅」から徒歩で約10分の立地。主要都市にアクセスしやすく、大阪・神戸市内への配送の際に都市部への接続が容易な点から、配送時間の短縮・コスト削減につながるという。
湾岸に近く大阪港、神戸港へ車で30~40分程度の距離であることから、海上コンテナ輸送に適し、国際輸送でも優位な立地となっている。
関通では、倉庫間で連携を取れる距離内に物流センターを配置する「ドミナント戦略」を導入。「関通MEGA物流センター」の3km圏内に、7つの倉庫が集約されているため、1拠点で対応しきれない物量を、近辺の物流センターで対応する戦略が可能だ。
なお今回の開設により、関西エリアの保有倉庫は7拠点・総面積は17万m2以上に拡大している。
今後、同センターを関西圏の物流業務を担う重要な拠点として、急拡大するEC事業や多業種の顧客ニーズに応えるとともに、さらなる物流品質の向上と業務効率化を実現していくとしている。
■「関通MEGA物流センター」施設概要
所在地:兵庫県尼崎市西向島町15-8
賃借物件名:三井不動産ロジスティクスパーク(MFLP)尼崎I
敷地面積:1万6694.54m2
延床面積:3万5929.95m2
構造:地上4階建て、S造
設計者:東急建設
施工者:東急建設
竣工:2025年5月31日
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