丸運は6月6日、 100%子会社である丸運トランスポート東日本が、5月24日、川崎市立西御幸小学校で開催された「親子自転車交通安全体験教室」に協力し、大型車両の提供および交通安全教育の支援を行ったと発表した。
<内輪差の実証実験中(左)と運転席からの死角を体験中(右)>
大型車両が交差点を曲がる際、車体の内側が想像以上に巻き込まれる「内輪差」が生じることや、運転席からは周囲の歩行者や自転車が見えづらくなる「死角」が存在する。イベントでは、同社社員がこうした危険性を、子どもたちにわかりやすく解説しながら、実車と人形を用いて再現した。
また、子どもたちは、実際にタンクローリートレーラーの運転席に乗り、「どこまで見えて、どこが見えないのか」を自分の目で確かめ、運転者の視点を体験した。さらに、運転席から見えない位置(死角)に自分たちが立つことで、「見えていない存在」になることへの理解を深めた。
参加した子どもたちからは「トラックを乗ってみて、死角にいる大人は見えると思っていたけど全然見えなくてびっくりした」、「特に下が全く見えなかった」という声や、保護者からは「ごみ収集車の近くを通り登校することがあり、どれくらい見えていないかを実感してもらいたかったため 以前からトラックに乗せてみたいと思っていた。実際に体験できることができる良い機会だった」、「『交差点はなるべく後ろにいて』とこれからも子供に伝えようと思う」との声があった。
■親子自転車交通安全体験教室 概要
開催日:2025年5月24日
場所:川崎市立西御幸小学校体育館・校庭
主催:寺子屋にしみゆき運営委員会、寺子屋みゆき実行委員会、小向西町町会
協力:神奈川県警察幸警察署交通課、川崎市幸区役所地域振興課危機管理室、川崎市立西御幸小学校
川崎市立戸手小学校、丸運トランスポート東日本京浜支店