日本GLPは6月13日、東京都板橋区で延床面積約7400m2の「GLP 板橋」の開発すると発表した。
2025年内に着工、2027年に竣工を予定。佐川急便が一棟全体を専用施設として利用する。
開発地は、これまで佐川急便の「赤羽営業所」が稼働していたが、施設の老朽化や BCP対策の必要性を受け、建て替えが検討され、日本GLPによる再開発が決定した。同施設は、引き続き佐川急便が「赤羽営業所」として利用する。
地上3階建てのスロープ付き施設として開発。1・2階フロアにはトラックバースと駐車スペースを設け、効率的な荷物の輸送を行う施設(営業所)として運用する。また、施設内には事務所スペースや従業員用の駐車場を整備し、従業員の快適な就労環境を提供する。
物流事業者の営業所の多くが高度成長期に建築されたことから、近年、老朽化などによる建て替えの必要性に迫られており、物流業界全体の課題となっている上に、人手不足や建築費の高騰などにより、単独での建て替えがスムーズに進まないケースもある。
日本GLPは、物流施設開発デベロッパーとして、長年蓄積してきた企画力、そして設計ノウハウを活かし、業界全体の課題解決に向けて積極的に事業を推進していくとしている。
日本GLPの帖佐 義之社長は、「このたび佐川急便の専用施設として『GLP 板橋』の開発プロジェクトが始動し、佐川急便と弊社とのリレーションが更に深まることを大変嬉しく思っている。『GLP 板橋』は、23区内でも人口が多い立地に位置し、地域配送を支えてきた佐川急便の『赤羽営業所』を再開発するプロジェクト。この重要な拠点の再開発を任せていただけることは大変光栄。今後も日本GLPは入居企業の物流オペレーションの向上をサポートするとともに、企業と地域の持続可能な発展に貢献していく」と述べている。
■施設概要
施設名:「GLP 板橋」
所在地:東京都板橋区舟渡 4-12-28
敷地面積:約5700m2
延床面積:約7400m2
構造:地上3階建て、耐震構造
着工:2025年(予定)
竣工:2027年(予定)
認証取 得:CASBEE認証(予定)、ZEB認証(予定)
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