パナソニックコネクトは6月19日、100%子会社である Blue Yonder(ブルーヨンダー)が、その子会社であるDoddle(ドドル)を通じて、DoddleとInmar, Inc.(インマー)の共同事業であるInmar Post-Purchase Solutions「インマー・ポストパーチェス・ソリューションズ(IPPS)」を取得したと発表した。
Blue Yonderは、子会社Doddleを通じてIPPSの残りの51%を購入し、2022年3月時点でDoddleが保有していた49%に加え、完全な所有権を得た。同時に、法人名をIPPSからBlue Yonder Reverse Retail Operations LLC(ブルーヨンダー・リバース・リテール・オペレーションズLLC)に改名する。
同社が提供するサービスは、Blue Yonderの返品マネジメントソリューションによって支えられており、消費者はラベルを印刷したりパッケージを用意したりすることなく商品を返品でき、消費体験の全体的な利便性が向上する。
このソリューションは、小売業者にとっても返品プロセスを効率化するのに役立つ。返品は、最適な回収のためにリバースロジスティクス施設を通じて処理され、小売業者が返品の正確性と迅速性を確保し、廃棄物を削減する可能性を高める。
Blue Yonderの返品マネジメントソリューションは、小売業者、消費者、物流サービスプロバイダーに多くの利点を提供する。
まず、小売業者は、End-to-Endのリバースサプライチェーン全体で返品を追跡できるため、より賢明な在庫判断が可能になる。各消費者から個別に返品されたアイテムを発送するのではなく、返品をまとめて一括で返送することで、物流コストを最小限に抑える。
数千のドロップオフ地点を持つ返品ネットワークのおかげで、消費者はより便利になり、よりスムーズに携される返品プロセスによって、返品状況や返金のスピードを把握できるようになる。さらに、返品されたアイテムが統合されて一緒に発送されるため、パッケージングが最小限に抑えられ、空のトラック走行距離が削減され、廃棄や二酸化炭素排出量の改善に寄与する。
さらに、返品されたアイテムが統合されて一緒に発送されるため、パッケージングが最小限に抑えられ、空のトラック走行距離が削減され、廃棄や二酸化炭素排出量の改善に寄与する。返品がドロップオフから仕分けを経て再販可能な在庫に戻る速度を向上させることで、小売業者はアイテムの可用性を改善し、在庫回転を加速させる。
Blue YonderのTim Robinsonリターンズ担当コーポレートバイスプレジデントは、「Blue Yonderの返品マネジメントを利用することで、小売業者は返品プロセスを最適化し、スピード、持続可能性、コスト効率を向上させるとともに、消費者にとって返品プロセスを簡素化することができる」と述べている。
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