佐川急便は、観光・レジャー市場において主に個人の顧客向け物流サービスの名称を「SAGAWA 手ぶらサービス」と設定し、6月より順次拠点拡大を開始している。
＜「SAGAWA 手ぶらサービス」の目印となる幟（一部の例）＞
「SAGAWA 手ぶらサービス」は、観光・レジャー市場において観光客が立ち寄る場所で物流サービス（手荷物預かり、当日配送、宅配便の発送など）を提供し、お出かけの満足度向上をサポートするサービス。
これまでも、手荷物預かりや空港・ホテルへの当日配送など観光客向けのサービスを展開していたが、観光・レジャー市場におけるニーズに応えるため、観光客との接点となる拠点を拡大していくとしている。
空港や駅といった交通機関、レジャー施設・ゴルフ場・みやげもの店などの観光スポット、宿泊施設など、観光客の動線上においてニーズのある場所への拠点開拓を実施していく。これにより、目的地に直行したい時、旅の途中で手荷物が増えてしまった時、持ち運びが困難な商品を購入したい時など、さまざまなシーンで利便性の高い物流サービスを利用することが可能になる。
国内観光客に加え、訪日外国人観光客にも快適に利用してもらえるように、多言語対応や多様な決済手段の導入など、オーバーツーリズム対策も視野に入れた柔軟かつ効率的な運用体制の構築も進めていく。
「SAGAWA 手ぶらサービス」とは、荷物を預けるだけで、観光が変わる。旅が変わる。レジャーが変わる。人々のお出かけを楽しむ意欲を高める「手ぶら」という価値を、最も簡潔に伝える名称にしたもの。
サービス名称の指針としては、「グローバル視点で違和感がないこと：日本人はもちろんのこと、訪日外国人観光客にも理解されやすく、誤解やネガティブな印象を与えない。英語表記/発音が可能」、「寄り添いを感じさせること：“お困りごとへの解決”や“身軽になる快適さ”を連想できるような表現」、「シンプルで覚えやすいこと：認識しやすく記憶に残りやすい、短く簡潔な名前」を挙げている。
＜新ロゴマーク＞
また、新しくロゴマークを制定した。どんな場所でもアイストップになる、存在感のあるマークにした。情報量の多いさまざまな場所において、このサービスがあることをきちんと認識してもらえる強いサインとしての役割を果たす。
佐川急便を象徴する青系の円の中に、「荷物」を象徴的に表したピクトグラムを配置。それが手から軽やかに離れていくような、あるいは優しく受け取るような「手」を印象的に配置し、マーク化した。また「自由になろう」という意味合いを持つ「BE FREE!」を内包することで、訪日観光客にも認識しやすいものになった。ロゴタイプは筆文字を使用し、信頼感のある日本的なイメージを醸し出す狙い。国内外のあらゆる観光客に受け入れられる、心を寄せるアイストップとなることを目指す、としている。
