商船三井は7月29日、北國フィナンシャルホールディングス、およびCCイノベーション傘下のケニア現地法人CC Innovation Africa Ltdと、アフリカ人材活用支援に関する業務提携契約を締結した。
外国人人材の新規採用や採用拡大を検討している企業を対象に、外国人人材の紹介などを行う外国人人材コンサルティング事業を展開している商船三井。他国との競合や円安効果などでアジア人材の確保が厳しくなる中、教育レベルの高い若手労働力が豊富にもかかわらず、現地ではなかなか職につけないケニア人材の可能性に着目。米国NPO団体LaMP(Labor Mobility Partnerships)のサポートを受け、人材不足に課題をもつ日本企業にケニア人材を紹介するというパイロットプロジェクト“Project Link”を推進している。
CC Innovation Africa Ltdは2024年6月20日にケニアのナイロビで営業を開始し、日系銀行グループ初のアフリカ現地法人として、投融資、コンサルティングを中心に日系企業のアフリカビジネスをサポートしている。商船三井は、まもなくアフリカ東岸航路開設100周年を迎え、既にアフリカ関係ビジネスで先行しており、ケニア人材の活用に着目していたため、連携を模索し業務提携に至ったもの。
業務提携において、CC Innovation Africa Ltdの持つ幅広いチャネルやネットワークを活かしてアフリカ人材に関する様々なニーズを収集し、ケニアのみならず多様性のあるアフリカ人材を幅広く日本企業に紹介する事で日本の人手不足解消や地域社会の持続的な発展に貢献していくとしている。
阪急阪神エクスプレス/南アフリカ東南部のダーバン支店・倉庫を移転
